モダンローズ


1867年以降に作出された現代バラの総称(以下モダンローズの分類になる) 。


ハイブリットティー(HT) 四季咲き大輪


ハイブリッドティローズ

特徴

現代ばらの代表で、切花などでも主流として親しまれ 、ばらといえばこの種類の印象が強くあります。四季咲きで春から秋まで花が咲きます。

花径12cm前後、高芯咲きの見事な大輪の花を咲かせます。

株姿は直立性で上に向かって伸びます。

育て方のポイント

春先と秋に行う剪定がポイントです。

1花を大きくしたいときには短めに剪定し、花数を楽しみたいときには、枝数を増やすように少し長めに枝を残します。

あまり長く残すと樹高が高くなり、花が目立ちにくくなるので注意。


フロリバンダ(FL) 四季咲き中輪


フロリバンダローズ

特徴

一度に3〜4個の花を繰り返しつけるので、たくさんの花が楽しめることが一番の魅力。

この種類が数株あれば、春から秋までずっとばらの花が咲くガーデンになります。大変丈夫で育てやすい品種が多い事も特徴。

株姿は、株立ちでやや横に広がります。

育て方のポイント

たくさんの花を次々と咲かせることが魅力の系統なので、花がら摘みを早めにして株を弱らせないようにしましょう。

剪定は半分ほどの高さになるように切ります。

コンテナ栽培ではとくに、水切れ肥料切れには注意しましょう。


ミニチュア(Min) 四季咲き小輪


ミニチュアローズ

特徴

小型のばらです。

ほぼ1年中鉢花が出回り、寄せ植えなどにも使いやすく、育てやすい系統です。品種、花色ともに大変豊富です。

その特徴を生かして、寄せ植えはもちろん、ウィンドウボックスなどに活躍させると良いでしょう。

育て方のポイント

花が終わりかけたら、1つずつ花茎の元から切って花がら摘みを行います。

夏でも花が咲きますが、夏は少し短く刈り込んで新しい芽を出させると、秋によい花を楽しむことができます。

秋の花が終わったら、思い切って短く剪定して翌年に備えます。


クライミング(Cl) つるバラ


つるばら

特徴

つるを伸ばし、株一面を覆うように咲くのが特徴です。

アーチやフェンス、壁面などにつるを誘引させて楽しむことができます。

多くの種類は、春の一季咲きですが、なかには四季咲きの品種もあります。狭い庭でも育てられ、庭を立体的にしてくれます。

育て方のポイント

冬に行うつるの誘引作業がもっとも大切な作業となります。

不要な枝を元から切り除いたら、それ以外の枝は先端を軽く切り詰めアーチやフェンスに誘引します。

できるだけ水平にすることが、たくさんの花を咲かせるポイントです。